川沿いにところどころに 森の再生のための拠点となるように小屋が建てられています。
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そのなかで一番立派な建物でお昼休憩のため上陸。
建物にはそのとき誰も住んでいなかったけど ときにはスタッフなどが生活できるようになっているみたいでした。
建物のうらもやはり燃えた痕が。

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そしてこの裏手が森になっていてずっと行くとオランウータンがいるような森になるよ、と言うのです。
こんなところを歩くと思っていなかった私はサンダル履きです。
ちょっと行けるかな?と様子見に行くと さっそくいのししを採る為のわながいくつも。
そして道らしい道もなく、獣道もなく、おそらくレンジャーはああ言ってみたものの もうずっと使われていないような道でした。
もし行くならきちんとした服装と準備が必要です。
ここでほんのちょっと分け入ってみたところで何も見えなさそうなので あきらめることに。

20090903-2009.07.27_06YM1739_matsunari.jpg 小屋横の支流。
20090903-2009.07.27_IMG_8510_matsunari.jpg スピードボート 

午後さらに上流へ行き 燃えている森の近くへ

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燃えている場所の近くへ行き上陸しやすそうな場所があったので、なんでここ歩きやすいんだろ?と思いながら行ってみると 森へ入って50メートルも行かない場所でまた嫌なものを見つけてしまいました。
違法伐採の痕です。
多分一月くらい前だと言うことです。
これに関してはさすがにレンジャーもすでに知っていましたが犯人を捕まえることが出来たわけではありません。

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この木の生前 りっぱなよく目立つ木だったのでしょう。
でも伐り倒してみたら 中身がシロアリに食べられて大部分が使い物にならなかったのでしょう。つかえるところだけ切り取り もって帰ったようです。
この場で作業した痕がまだ生々しいです。

この一本の木から 結果的に10メートルにも満たない長さの20センチ程度の角材一本取れたのみです。
それでいくらになるのでしょうね?
それを運ぶためにも 道を作るため何本もきっているでしょう。

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森の中で方向が分からならないよう 伐採する人たちは木を川の方向へ向かって倒していくそうです。
そうすれば道に迷うこともなく 木を運ぶのにも楽だからだそうです。
・・・タンジュンプディンの森でも国立公園になる前に切り倒された木が残っていて迷いそうになった時に教えてもらいました。けど、川だけわかってもワニがいる川を泳いでいくわけに行かないから やっぱり道に戻らないといけないのだけど おおよその方向は見当がつきます。

この場所まで来たら あとは全く分け入れそうもない森です
燃えている場所まではまだありそうだったのであきらめました。
これでは当然 人やポンプがあっても消化活動するのが困難!とよく分かりました。


ところで チェーンソーなど使って伐採していたら 辺り一帯に響き渡りすぐに通りかかった時に 気づきそうなものですが ところが許可されている伐採があるのです。

それは
いったん燃えてしまって倒れてしまった木は持っていってもいいそうなのです。
もう何年も前に燃えて風雨にさらされてなお いまだに残っているような木ですから丈夫なのです。
なのでその日も取りに来ている人を見かけました。

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倒れている木の太い木を探して 木材にして持って帰るようですが
そこでもチェーンソーの音が鳴り響くので ちょっと様子をチェックするのですが問題なしなのです。
私から見ると形のいい根っことかたくさんあるのに それを面白みのない角材にしてしまうのですからなんとももったいない気がしました。
このねっこの形を生かして物をつくったり 磨いて置物にしたら
日本でかなり高く売れるのになんてもったいないんだ!!
だれかやってくれ~~と思いました。
わたしがそう言っていると スピードボートのキャプテンが送ってあげるよ 
なんて冗談で言っていたのですが・・・
まじめにこれを利用しないのはもったいないと思いました。

そうしてお金を稼いだら 消火する費用も稼げるんじゃないかなぁ??

でも
こうして燃えてしまった木の持ち帰りがOKなら 
運ぶのに大変な川から遠いところしかいい木がなくなってしまったときに 
ちょっと火をつけて数日間待てば 合法にもって帰れるようになる
なんて考える人がいてもおかしくないのでは と思いました。


結局 オランウータンを見れないばかりか オランウータンが住める森さえ遠くの方でしか見ることが出来ませんでしたが
現実の問題を目の当たりに見ることが出来て 来る前は遊び気分浮かれた気分だったのですが
この光景の意味がやっと理解でき ちょっと深刻な気持ちで帰途につきました。

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町に戻ると 真っ赤な夕日が見えました
真っ赤に見えるのは けむりがあるから。
町からも森の煙がよく見えていました。

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レンジャーが言っていた 「違法伐採は木を数本きっていくだけだから もういいんだ。火事になってしまえば 何もかもお構いなしに根こそぎ全ての物をもっていってしまうんだから」と言う言葉が ここの森林火災の深刻さを物語っているように聞こえ なんだかとても 耳に残っています。


・・・つづく・・・


*つたない語学力で見聞きしてきたことなので間違いがあったらすみません*