今日はひさしぶりにモンキーセンターでのモンキーカッレジに行って講演を聴いてきました。(京大の渡邊邦夫先生)ちょうどインドネシアから東アジアのサルを長年見てきている先生なのでとても興味があったのですが その内容にはちょっと落ち込みました。

特にスマトラによく行かれているようなのですが 分かってはいることなんだけども
直接現場を長年見続けている先生が スマトラでもバリ、ジャカルタでも どこでも人口が増えすぎて移住政策も効果なく 国立公園経営も失敗に終わっている。
結局明るい未来が見えるような言葉は ほとんど聞かれず、どうしたらいいんだ~~。
と思ってしまったのです。

先日のインドネシア以来どうしたらこの国は変わっていくんだろう?
と思っていたときのこの講座なので明るい未来が欲しかったけど、残念です。

でも先生の話の中で インドネシア人は昔から熱帯の土地に住んでいるからその土地からの恵みがそれほど努力しなくっても手に入っていて おまけにけっこう早くに死んでしまうので私たち日本人みたいに蓄えをしなくっても生活ができる、むしろ、あればあっただけ使ってしまう、と言うところがほんとにそう!ってやっぱりね、って思いました。
ほんとに目先のものを使ってしまい、なくなったらお互いに困っている人は より恵まれている人が助けるのが当然、って言う考えなので 困っている人には本当に惜しまず助けてあげるのですが 助けてもらうことも当たり前。みたいな感じなんですね。

だからインドネシア人のどこかに 今ある財産の森を使ってしまっても 後から困ってもそれはそれ。って思っているのかな~~

国立公園がうまくいっていない、という話も聞いてはいたのだけど なぜ?というのはすっきりしていなかったのですが、今日の話でわかりました。

→ 政府が国立公園に制定し、その土地からもともと住んでいた住民を追い出し 代わりに与えた土地はあまり有用ではない狭い土地のみ。
かわりに農園には有用な広大な土地を与えたそうなのです。
(おそらくここで そういう国だから賄賂が横行しているんだろうな。と確信)
それで元の住民たちが怒り 反撃に出るのです。
そして公園内でも森を焼いてしまったりして、国立公園化へますます反対していく。

あるときにはそんな農民が反逆にでて危険を感じたパトロールの他人がその人を殺してしまったので パトロールの人は殺人の罪にとわれ、政府からはたすけてもらえなかった。

そういうことがあると現場の監視機能はますます崩壊するな。って思ったのです。
先日私が見た森で野営していた人たちがもし違法な人だったとしても向こうは何人いるかわからないのを パトロールの人たちはせいぜい2-3人だと思うのです。
監視ポイントには一人でいることもよくあるので一人で普段は見回っているのでしょう。
そのような状況ではまず違法なことをしようと入ってくる人を止められないだろうなぁ。
とつくづくと納得したのです。

私が思うまでもなく インドネシア、問題は深刻ですね。


でもオランウータンが世の中にいるうちに なんとかなって欲しいものです。
その前にトラやゾウをはじめとする たくさんのさまざまな数少ない稀少な動物たちが姿を消しそうです。

私に何ができるでしょう??



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モンキーセンターのモンキーフォトコンテスト  http://www.j-monkey.jp/photo.html もうすぐ締め切りですよ。
今日も応募作品がどんどん届いているようでした。
サルに限っていないいろんな動物で大丈夫です。
年々規模が大きくなっているので どんどん入選するのが難しくなるかも。
今のうちにぜひチャレンジしてみては??