カテゴリー: TN Sebangau セバンガウ
投稿者: matsunari
順番がひっくり返ってしまっていて読みにくいのですが 
過去の投稿から9月2日の①から読んでいただけると内容が分かると思います

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なぜ近年になって急に森林火災が問題になったんだろう?
とずっと思っていました。

よく言われているのが 農地を拡大するための焼畑。
null 20090904-2009.07.26_IMG_8208_matsunari.jpg

でもキャプテンが言っていたのは 「ここの一番最初の出火は多分魚釣りの人が森の中で魚を焼くために起こした火が原因じゃないかな。」
と言うことでした。あくまで彼の想像なのだと思うけれど 何年もこの土地に住んでいて火災現場に行ったり監視でまわりをよくまわっている人の言葉です。
案外、そういった小さな火が原因なのかもしれないなぁ、と。
最初の出火は焼畑をしているあたりからではなく 何もない森の中だったのかも知れない。
そんな話をしていた帰りに またここでも起こったばかりの煙が川岸からたちあがっていた。
でも為すすべはないなぁ、と言っていたら・・・
そのほんのちょっと先でこんな人たちを見かけました。

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魚釣りといっていたけれど そうではない様子。何をしていたかは分かりませんが
一応キャプテンは そこの火なぜ起こったか知らないかい?
と聞いていましたが 知らない と言われただけでした。
ここで火をおこすことや魚を釣ることは国立公園内ではないので違法ではないそうです。
それ以上何も言えません。

こんな人たちの火の不始末が引き起こしたことなのかもしれないな と立ち去るのでした。


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町中でもたくさんの火を見かけます。ごみを庭先で燃やすことは一般に行われているようです。こういう火が燃え広がるってことも十分にあるなぁとも。

以前に比べ 雨の降り方が変わってきているらしいことも
要因の一つのようです。それは温暖化のせい?森がなくなったから?
わたしには分かりません。

いずれにしてもはっきりいえるのは 本来の森だけだったらいくら直射日光があたろうがここまで火が燃え広がるわけがない、何らかの要因で人間が火をつけたことが原因で現在森が失われようとしているのは明らか、そして森はすでに自分の力だけでは立ち直れないくらい瀕死の状態にある。ので 人間が自分の起こした後始末をしないといけないのは当たり前の義務。と言えるのではないかな。


わたしが見てきたのはすでに一月以上前のこと、最近になって雨が降ったりして火がおさまっていないかなと 日本からではなかなか情報がないので現地に聞いてみようかな と思っていたらメールがありました。
最近 さらに火が燃え広がっていると言うのです。
にもかかわらず 政府はあまり気にする風ではないと。
タンジュンPの方でも火がおこっているそうです。
けれど おそらくタンジュンPの方が海外から有名なので政府は守ろうとしているようです。そしてお金も援助もより多いので 壊滅的なまでに燃え広がる前に鎮火できるようなのです。
お金さえあればセバンガウもここまでひどいことにならなかったでしょう。
まるで政府は森などなくなってくれたら 開発の手間が省けるとでも思っているのかな、と思ってしまうほどです。

う~~~ん 大きな力が欲しい!と思うのでした。


セバンガウのスタッフはみんな親切に 言葉もろくに分からない私にちゃんと分かって帰ってもらおうと一生懸命でした。
おかげで二日間だけでしたが 野生のオランウータンに会うよりも何十倍も有意義な時間を過ごす事ができました。

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朝暗いうちからでもいいよ と言ってくれたキャプテン。実際にはそんなに早くは行きませんでしたが。この土地を愛しているのがよく分かりました。

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タンジュンPからついてきてもらったガイド、と Kantor Taman national Sebangau 国立公園事務所に勤める女性。たしかまだ1年くらいしかここに来て経っていないといっていたわりに真剣に何とかしたいと語っていた。

タンジュンPの人たちはみんなガイドもレンジャーもセバンガウが今どうなっているか、を知らなくって いくと言う話をしていたらみんな行きたがっていたのだけど 自分でお金を出して旅行するなどという贅沢が出来る人がいないのでしょう、だから隣の国立公園のこともぜんぜん知らないのです。
今回ガイドの子たち二人を連れて行ったので 帰ったらガイド仲間や友達からどうだったどうだったと質問攻めに会ったらしいのです。この辺りの人たちまだまだ何かを知ろうと思ったら 本を読む、と言うよりも人づてに聴く。のです。
この子たちが帰ってからみんなに話したことはとてもためになったでしょう。
きっともっと自分の土地の森を守らなきゃ って思ってくれたのではないかなと思います。
その彼らがたくさん来る観光客に現実をもっともっと伝えて言ってくれたらいいな、と思いました。
もっともっと外国からの保護活動ばかりではなく インドネシア人が自分たちの国の財産を守ろうって気持ちになって欲しいものだと思います。


帰りの飛行機からまたたくさんの煙が立ち上っているのが見えました。
null 20090904-2009.07.30_IMG_0006_matsunari.jpg 


・・・おわり・・・



*つたない語学力で見聞きしてきたことなので間違いがあったらすみません*




カテゴリー: TN Sebangau セバンガウ
投稿者: matsunari
タンジュンPで観光客がセバンガウにこれからボランティアに行くんだと言うのをそう言えば何度か聞いたことがある とガイドが言っていました。
そっか、そういえば私も聞いたことがあるなと。
ここでみんな植林したりしてるのかな、とやっと分かりました。

植林した土地を見せてもらいました

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植林した木の間にまだ燃えてしまった木が残っています

20090904-2009.07.28_IMG_9070_matsunari.jpg 20090904-2009.07.28_IMG_9078_matsunari.jpg 
足元を見ると 土ではなく 木の燃えカス、炭ばかりです。
乾燥しきってかさかさです。
この炭に赤道直下の直射日光が照り続けたら また危ない状態になることを想像するのは簡単です。
いったん燃えた森が危ない状態だ と言っていたのがよく分かりました。

20090904-2009.07.28_IMG_9093_matsunari.jpg 20090904-2009.07.28_IMG_9099_matsunari.jpg
ぶわぶわってしているので ぐっぐっと力を入れるとどこまでも潜っていってしまいます。
10メートルくらい掘らないと地面が出てこないらしいです。
どれだけの木が燃えてしまったのか想像がつかないです。

ここに植えてある木は2種類のみで 植えてからすでに10年くらい経っているのでなんとか根付いてくれたのではないかと 一応成功例となっているようでした。
これからもっといろんな木を植えることが出来るよう 苗木を育てています

null 20090904-2009.07.28_IMG_9178_matsunari.jpg 20090904-2009.07.28_IMG_9146_matsunari.jpg 20090904-2009.07.28_IMG_9152_matsunari.jpg
今はいろんな種類の実のなる木を育てているという、どんな木が育ちやすくちゃんと根付いてくれるかも 試行錯誤のようです。
苗木は直射日光が当たると枯れてしまうので 寒冷紗(黒いネット)が必要です。でもこれもけっこう高くてたくさんは買えないらしい。こんなネットくらい高いといっても知れてます。国が本気になって守ろうとしたら簡単に買えるのではないかと思いますが。そう思っていないんでしょうね。

水辺に強い植物も必要です。苗のうちから水に浸かって育てないといけないので 水の交換が大変、とも言っていました。
たくさんの苦労があるのでしょう。

以前使っていたらしい場所にはたくさんの枯れてしまった苗木がありました。

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(私も以前に他の場所の植林地を見に行ったことがあるのですが どちらもとても苦労していました。植えた木は数年後にほとんどなくなってしまっていたり 苗木のための実を動物に食べられてしまったり・・・たいへんで難しい仕事です)


森がどんどん燃えていってしまう速度に比べて本当に地道な仕事だとは思いましたが
こうやって人の手助けがなければ自らはなかなか再生できないでしょう。
いったん木が育ったとしても それは本の最初の一歩です。
木が育ち いろんな種類の木や植物が育ち 微生物から小さな多様な生き物が戻ってきてたくさんの動物が生活できる森になるまでには 私たち全ての今生きている人類が死んだ後くらいになって やっとこの仕事の成果が現れるでしょう。
がんばって続けてもらって もっともっと大きな力で大規模にこの仕事をやらなければならないと感じました。
まさに猶予はない!って感じました。


・・・つづく・・・ 




*つたない語学力で見聞きしてきたことなので間違いがあったらすみません*




カテゴリー: TN Sebangau セバンガウ
投稿者: matsunari
次の日 朝6時半にレンジャーがホテルに迎えに来てくれて出発。
彼は前日夜中の2時まで森の保全についての会議があったとかで その日は昨日いろいろと説明をしてくれた女性 
Ibu Kartiniが同行してくれることに。
彼女はまだここへやってきて日が浅いのがけれど 役人風のレンジャーよりもよほど真剣にここの現状を何とかしたい!と思っているようでまじめなお人柄にとても好感を持ったので 同行してくれると聞いて嬉しい。

昨日とは反対側の目的地までスピードボート飛ばして2時間半ちょっと遠い場所まで行くという。どんな場所かはよく分からない。

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ずっとこのようにいったん燃えてしまった森だった場所が続く。
場所によっては成長の早い木が生え始めているけど 単一でとてもいろいろな動物が住める場所ではないとおもう。

この辺り 地元の人が魚釣りをしている光景もよく見かけます

20090903-2009.07.28_06YM2046_matsunari.jpg 20090903-2009.07.28_IMG_8748_matsunari.jpg

魚を売ることが出来たら現金収入になるのに 売る場所が遠いため難しいらしい。

川の水はとてもきれいでまだ汚れていないので飲んでも大丈夫です。
と言われる。
栄養素たっぷり含んでいると思うとおいしく飲めるかなぁ?
20090903-2009.07.28_IMG_9127_matsunari.jpg タンニンを含んだ赤い川の水

null 水位が低く家が上のほうに見える

null 目的地はその川の支流と言うより、水路。

もともとこういった水路はいろいろな運搬用に政府が作ったらしいのだけど 
そのうち違法伐採の運搬にも使われてしまったり 問題がたくさん起こってしまったらしい。
100メートルくらい歩いていくとゲストハウスがあり 訪れる人の休憩所になっている。
スタッフも常駐していて宿泊も可能。

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目の前には水路をせき止めている堰/ダムがある。

20090903-2009.07.28_IMG_8859_matsunari.jpg 20090903-2009.07.28_IMG_8885_matsunari.jpg

この水路にも何箇所かこうしたダムを作って水が流れてしまうのを防いでいる。

というのもいったん燃えてしまって木が失われ保水力を失った土地は直射日光を浴びどんどん乾燥していく。 
乾燥すると 自然発火からでも火がついてしまい また森林火災が起こる。
と言う悪循環を起こしてしまうのです。

この悪循環の要因のひとつがこの水路で これが排水路の役割を果たしてしまい土地からどんどんと水を排出してしまっているそうなのです。
こういった水路がこのあたりには縦横に作られていると言うのです。

20090904-2009.07.28_IMG_8819_matsunari.jpg 20090904-2009.07.28_06YM2212_matsunari.jpg 
水路へ土地から水分が流れ出てます

乾期の今 すでに何週間も雨が降っていないそうです。
大地の渇きのスピードを少しでも抑えるために ダムを作り水が流れ出てしまうスピードを緩めているのです。
けれど このダムでさえお金がなくそんなにたくさんも作れないそうです。
この場はモデルケースとしての役割も果たしているようです。


船を乗り換えてダムの上流へ
null 確かにダム上部すぐはたくさん水がたまっている

20090904-2009.07.28_IMG_8942_matsunari.jpg null
けれどしばらくいくと船をおりて(スタッフが)船をひっぱって歩かないといけないほどの水位に。
ここでも普段はもう少し水の中にあるはずの 燃えてしまった木の残骸が 悲しくむきだしになっていました。

ちなみに 少し前にセバンガウで野生のウンピョウが自動装置により撮影された、と言う場所はこの辺りにちょっとした橋があり そこで撮影されたそうです。
やはり 自然がたくさん残っているからではなく 自然がなくなってしまったからこそ 開けた土地に出て来ないといけなく その姿を撮影されたのでした。
森があったころに生活していた 動物たちはどうしてしまったのでしょうね。

null 20090904-2009.07.28_IMG_8862_matsunari.jpg
この辺り一帯、けっこう森がまだ残っているように見えますが 実はほとんどがいったん燃えてしまってその後育った木なのです。
元々の森は島のように点在しているだけです。

ここでは植林にも 力を入れています。


・・・つづく・・・




*つたない語学力で見聞きしてきたことなので間違いがあったらすみません*




カテゴリー: TN Sebangau セバンガウ
投稿者: matsunari
川沿いにところどころに 森の再生のための拠点となるように小屋が建てられています。
null 20090903-2009.07.27_IMG_8566_matsunari.jpg

そのなかで一番立派な建物でお昼休憩のため上陸。
建物にはそのとき誰も住んでいなかったけど ときにはスタッフなどが生活できるようになっているみたいでした。
建物のうらもやはり燃えた痕が。

null 20090903-2009.07.27_IMG_8394_matsunari.jpg

そしてこの裏手が森になっていてずっと行くとオランウータンがいるような森になるよ、と言うのです。
こんなところを歩くと思っていなかった私はサンダル履きです。
ちょっと行けるかな?と様子見に行くと さっそくいのししを採る為のわながいくつも。
そして道らしい道もなく、獣道もなく、おそらくレンジャーはああ言ってみたものの もうずっと使われていないような道でした。
もし行くならきちんとした服装と準備が必要です。
ここでほんのちょっと分け入ってみたところで何も見えなさそうなので あきらめることに。

20090903-2009.07.27_06YM1739_matsunari.jpg 小屋横の支流。
20090903-2009.07.27_IMG_8510_matsunari.jpg スピードボート 

午後さらに上流へ行き 燃えている森の近くへ

20090903-2009.07.27_06YM1823_matsunari.jpg 20090903-2009.07.27_06YM1917_matsunari.jpg

燃えている場所の近くへ行き上陸しやすそうな場所があったので、なんでここ歩きやすいんだろ?と思いながら行ってみると 森へ入って50メートルも行かない場所でまた嫌なものを見つけてしまいました。
違法伐採の痕です。
多分一月くらい前だと言うことです。
これに関してはさすがにレンジャーもすでに知っていましたが犯人を捕まえることが出来たわけではありません。

20090903-2009.07.27_06YM1851_matsunari.jpg 20090903-2009.07.27_06YM1882_matsunari.jpg 
20090903-2009.07.27_06YM1895_matsunari.jpg 20090903-2009.07.27_06YM1849_matsunari.jpg

この木の生前 りっぱなよく目立つ木だったのでしょう。
でも伐り倒してみたら 中身がシロアリに食べられて大部分が使い物にならなかったのでしょう。つかえるところだけ切り取り もって帰ったようです。
この場で作業した痕がまだ生々しいです。

この一本の木から 結果的に10メートルにも満たない長さの20センチ程度の角材一本取れたのみです。
それでいくらになるのでしょうね?
それを運ぶためにも 道を作るため何本もきっているでしょう。

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森の中で方向が分からならないよう 伐採する人たちは木を川の方向へ向かって倒していくそうです。
そうすれば道に迷うこともなく 木を運ぶのにも楽だからだそうです。
・・・タンジュンプディンの森でも国立公園になる前に切り倒された木が残っていて迷いそうになった時に教えてもらいました。けど、川だけわかってもワニがいる川を泳いでいくわけに行かないから やっぱり道に戻らないといけないのだけど おおよその方向は見当がつきます。

この場所まで来たら あとは全く分け入れそうもない森です
燃えている場所まではまだありそうだったのであきらめました。
これでは当然 人やポンプがあっても消化活動するのが困難!とよく分かりました。


ところで チェーンソーなど使って伐採していたら 辺り一帯に響き渡りすぐに通りかかった時に 気づきそうなものですが ところが許可されている伐採があるのです。

それは
いったん燃えてしまって倒れてしまった木は持っていってもいいそうなのです。
もう何年も前に燃えて風雨にさらされてなお いまだに残っているような木ですから丈夫なのです。
なのでその日も取りに来ている人を見かけました。

null 20090903-2009.07.27_06YM1966_matsunari.jpg

倒れている木の太い木を探して 木材にして持って帰るようですが
そこでもチェーンソーの音が鳴り響くので ちょっと様子をチェックするのですが問題なしなのです。
私から見ると形のいい根っことかたくさんあるのに それを面白みのない角材にしてしまうのですからなんとももったいない気がしました。
このねっこの形を生かして物をつくったり 磨いて置物にしたら
日本でかなり高く売れるのになんてもったいないんだ!!
だれかやってくれ~~と思いました。
わたしがそう言っていると スピードボートのキャプテンが送ってあげるよ 
なんて冗談で言っていたのですが・・・
まじめにこれを利用しないのはもったいないと思いました。

そうしてお金を稼いだら 消火する費用も稼げるんじゃないかなぁ??

でも
こうして燃えてしまった木の持ち帰りがOKなら 
運ぶのに大変な川から遠いところしかいい木がなくなってしまったときに 
ちょっと火をつけて数日間待てば 合法にもって帰れるようになる
なんて考える人がいてもおかしくないのでは と思いました。


結局 オランウータンを見れないばかりか オランウータンが住める森さえ遠くの方でしか見ることが出来ませんでしたが
現実の問題を目の当たりに見ることが出来て 来る前は遊び気分浮かれた気分だったのですが
この光景の意味がやっと理解でき ちょっと深刻な気持ちで帰途につきました。

20090903-2009.07.27_IMG_8603_matsunari.jpg null
町に戻ると 真っ赤な夕日が見えました
真っ赤に見えるのは けむりがあるから。
町からも森の煙がよく見えていました。

20090903-2009.07.27_06YM1969_matsunari.jpg


レンジャーが言っていた 「違法伐採は木を数本きっていくだけだから もういいんだ。火事になってしまえば 何もかもお構いなしに根こそぎ全ての物をもっていってしまうんだから」と言う言葉が ここの森林火災の深刻さを物語っているように聞こえ なんだかとても 耳に残っています。


・・・つづく・・・


*つたない語学力で見聞きしてきたことなので間違いがあったらすみません*




カテゴリー: TN Sebangau セバンガウ
投稿者: matsunari
スピードボートでやっと出発です。
森へ行きたいと連れて来てもらったけれど どんなところへ行くのかまだ分かっていません。
いつものクマイは海からすぐ近くの川なのですが ここは大きな川の途中、海からちょっと内陸に入った場所からの出発です。ここから支流へ行くようです。

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出発してすぐ、パンダヌスばかりの光景にタンジュンプディンと違うね~~なんてのんきに話していました。
タンジュンプディンは河口なので塩分があっても棲息できるニッパヤシがメインなのです。パンダヌスはずっと上流に行かないとありません。

20090903-2009.07.27_06YM1500_matsunari.jpg 20090903-2009.07.27_06YM1509_matsunari.jpg
パンダヌスばかりで他の木がなく 川沿いばかりでなく奥へ入ったところにもなぜ木がないんだろ とやっと違和感を覚えた頃 たくさん答えが出てきました
ここもいったん火事で全て燃えてしまった土地だったのです。
パンダヌスは成長が早いのでひとまず先に育っていたのです。

20090903-2009.07.27_06YM1514_matsunari.jpg 20090903-2009.07.27_06YM1515_matsunari.jpg
そのパンダヌスも燃えてしまった痕が。
この広く遠くが見渡せる光景に悲しくなってきました。

川をさかのぼっていくと大きな木が倒れた痕が見えてきました。

20090903-2009.07.27_06YM1574_matsunari.jpg 20090903-2009.07.27_06YM1601_matsunari.jpg 

ちょうど乾期で何日も雨が降っていないので水位がますます浅くなり
ふだん水の中で見えない光景までも見えています。

20090903-2009.07.27_06YM1834_.jpg


何キロにもわたって森らしい森は見えません。
遠くの方にあっちにはまだ森があるね。と言う程度です。
この燃えてしまった木が 今まだあったらさぞかし立派な木だったんだろうな という木がたくさん燃え残っています。

そしてそのなんとか残されている森のほうからなにやら嫌なものが見えてきました。
けむりです。
この辺り一帯がもえてしまったのは 1996年にカリマンタンのあちこちでおおきな火災があったのと同じ頃に最初の大きな火事があったそうです。
いったん燃えてしまうと 
森がなくなった土地からは簡単に自然発火も起こしてしまうそうです。
だからいまでも危ない状態だと言っていました。
が、こんなにすぐにこんなにおおきな煙が上がっているのを目の当たりにするとはおもいませんでした。

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同行していたパークレンジャーは ガイドが本業ではなく国立公園を見回るのが仕事です。
そんな彼らもまだここの森がこんなに大きく燃えているとは知らなかったようで ちょっとびっくりして事務所に連絡していました。
きっと 森ではなくいったん燃えた場所が燃えているのはいつものことなのでしょう。

けれど 連絡したからと言って消防部隊がやってくるわけでもなく
ただ 時を待つしかない。ということです。

今、ここでこんなに燃えているのに何も出来ないの?
きっと雨なんかしばらく降らないよ!その間にたくさんの動物が逃げ遅れるよ!
なんとかして!!!

と思ったのですが 仕方がないそうです。

20090903-2009.07.27_06YM1919_matsunari.jpg 20090903-2009.07.27_IMG_8411_matsunari.jpg

この日はあっちの方とこっちの方と二箇所から煙がもうもうとあがっているのが見えました。
まさに成すすべなし!でした。

こうなるのを待つのみなんでしょうか?

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20090903-2009.07.27_06YM1813_matsunari.jpg 20090903-2009.07.27_IMG_8397_matsunari.jpg



・・・つづく・・・


*つたない語学力で見聞きしてきたことなので間違いがあったらすみません*







カテゴリー: TN Sebangau セバンガウ
投稿者: matsunari
セバンガウNPへ行くにはParangkarayaパランカラヤというセントラルカリマンタンでも、(たぶん)もっとも大きな町で泊まってそこから毎日出かけることになります。
セバンガウNPの公園事務所もパランカラヤの町外れにあります。
ちょうどパランカラヤに到着したのが ニャルメンテンに合わせて日曜日に行ったので日曜日でした、ので公園事務所も日曜日休みで連絡がつかず 事務所でどこに行くとかガイドの手配をすることになっていたので次の日の予定も決めれず 朝早くに直接事務所に行くことに。

次の日の朝、8時に事務所が開くのを待って行く。

null 20090902-2009.07.27_IMG_8297_matsunari.jpg

初めてベモに乗る。行き先を告げて方向がOKなら いいよ、と乗せてくれる。乗り合い。距離によって料金もちょっと変わってくる。
事務所の住所は事前に聞いていたのだけど ベモの運転手さんなら知っているだろう と思っていたら全く分からず あちこちで聞いてやっとの事で事務所まで到着。
まだ新しい建物で町外れにあるため知られていないみたい。
(右の写真はベモやバイクはガソリンを 道端にあるこういうところでビンに入ったのを買うみたい。ガソリンを買うついでに事務所のストリート名の場所を聞いてくれた。)

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ここで前に電話とメールで問い合わせをしていた 女性と出会う。
彼女にいろいろとどこへ行きたいか、どんな様子か と教えてもらう。
やはり観光客などほとんど来ない土地なので どこを案内したらいいのか正直困ってしまっている様子。
「何が見たいの?」というので「森とオランウータン」と言うと
一応大きく分けて3ヶ所の見に行く場所があるのでとりあえず今日は一番近い場所に行きましょう。と言うことになり その事務所のPolice Rangerがガイドとして同行してくれ、スピードボートの手配もしてくれる。
公園入場料、ガイド、スピードボート代その他込みで 549000ルピア(5500円くらい)支払う。

20090902-2009.07.27_IMG_8336_matsunari.jpg
お昼ごはんを購入し包んでもらう。
こういうお店のよくはやっているご飯はおいしい。
白いご飯にいろいろなおかずをのっけてごちゃ混ぜにして食べる。
インドネシアに行き始めた頃はこういうところの食事に抵抗があったのだけど 多分一般的な日本人なら誰もが抵抗を感じるかな?と。けれど
いったん慣れてしまうと おいしいことに気づき平気になりました。
ちなみに最初の頃一回だけおなかこわしたことがありますが 今は氷や生野菜も何を食べても大丈夫。
お客さんがいなくって はやっていないようなお店はおいしくないばかりか危ないかもしれません。

それからお水を買って やっと準備ができ いざ出発と言う時すでに10時。
これから日差しがきついのに スピードボートには日よけがありません。

20090902-2009.07.27_IMG_8341_matsunari.jpg 20090902-2009.07.27_IMG_8356_matsunari.jpg

さすが乾期 普段水に水に浸かっているはずの場所がむき出しです。


・・・つづく・・・
カテゴリー: TN Sebangau セバンガウ
投稿者: matsunari
最初の目的地は セバンガウの手前に Nyarumenteng ニャルメンテンというオランウータンのリハビリセンターがあり、日曜日はインフォメーションが開いている、というのでそれに合わせていったのです。

こういうリハビリセンターは基本的に観光客にはオープンでなく タンジュンプディンのビルーテさんのセンターも特別なことがないと 入れてもらえません。
(私は何度か行っているのですが 写真は許可を取ってからじゃないと公開しないで、と言われているので まだ未公開です)
ここニャルメンテンのセンターにも事前に問い合わせてもらったのですが 
スタッフにやる気なさげに 『もし入りたいなら事前に政府に許可を取って 病気がないか血液検査をしないといけないよ、』ってまず無理しょ、って言う感じに言われたそうなのです。
でもインフォメーションは開いていると言うし、隣に公園があり日曜日には多くのインドネシア人観光客でにぎわっている と言うのでどんなとこだろう とちょっとでも様子が分かればいいや、と行ってみたのですが・・・

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確かに公園があり たくさんの車が並んでいた。そしてセンターは閉まっていた。

20090902-2009.07.26_IMG_8241_matsunari.jpg 20090902-2009.07.26_IMG_8248_matsunari.jpg

センターの中の木にはたくさんの オランウータンが作ったベットが。
奥の方には子どもオランウータンの姿もチラッと見え、観光客の人はそれでけっこう喜んでいた。

センターの周りにはちょっと歩けるように木道があり ちょっと行ってみると
リハビリ教育中の子どもオランウータンが 木を伝って外へ行こうとしているところに遭遇。
20090902-2009.07.26_IMG_8244_matsunari.jpg 上の方にオランウータンがいます
ええっ~~センターから出てしまっていいの~~
とびっくりしました。
(右側がセンターでこちら側との境に柵があります。でも上の方では木が重なり合っているのでオランウータンなら簡単に行き来できます。)
病気のオランウータンがたくさんいるから センターに入るのに血液検査が必要 というわりにはまわりにたくさん人がいるしごみもたくさん放置されているし もしそんなの食べてしまったら、と思っていたら・・・

程なくのんびりとスタッフがやってきて オランウータンの名前を呼んで 中に戻れと言っているようです、でもそんなこと言うこと聞きません。
すると パチンコを持ってきて そちらをめがけています。
ただの脅しかと思ったら ほんとにそんなところにめがけたら 当たってしまうよ。と言うくらいの場所めがけています。
それもなんだか当てることが楽しそうです。もうとっくに中のほうへ戻ったのにまだパチンコ当てようとしています。なんだか私とガイドとおなじように腹立たしくなったので
そのスタッフに話しかけました。
いつものことだから あわてず追い返したと言うのですが。
なんだか嫌な感じでした。

その場を去り木道へ。

null 20090902-2009.07.26_IMG_8270_matsunari.jpg

センターの中は森があっていいのですが 外はすぐに畑になっていました。
ちょっと歩くとはずれの方の木道は全く整備されていなく 崩れそうでした。

戻って数人のスタッフがのんびりしていたので どんな感じか聞こうと思うと みんな新しい人ばかりで 詳しい人がぜんぜんいません。
数年前にタンジュンプディンの方からここに来たはずの人のことをたずねるともういないよ、と。
スタッフの入れ替わりがはげしいんだなぁ、とおもう。

そのひとりのスタッフいわく 「ガイジンのボスだときついよ」と。
そう、ここのボスはビルーテさんのようにガイジンなのです。
考え方が違うので仕事の仕方を ちゃんとやってもらおうと教え込もうと思うとなかなか思うように行かないのでしょう。

でも私がボスだったら あなたたちここで遊んでる暇があったら この木道 直していらっしゃい と言いたくなるだろうな。
インドネシア人を使うのは大変だろうな とスッタフに苦労している様子が目に浮かぶようでした。

そして 肝心のインフォメーションも工事中とかで お休みでした。

20090902-2009.07.26_IMG_8233_matsunari.jpg

スッタフに苦労しているな と言うこととなんとなくの雰囲気だけわかり
まぁここは また何かの機会があれば ちゃんと許可を取ってから来ようかな、でももういいかな、と思いました。

・・・つづく・・・
カテゴリー: TN Sebangau セバンガウ
投稿者: matsunari
7月にカリマンタンへ行った時、この時期のタンジュンプディンNPは乾期で観光シーズンなので欧米からの観光客が山ほど来ていて撮影もしにくいと予想していたので(本当にかつてないほどの賑わいでちょっとうんざりしました) 
ので 前からちょっと興味のあったタンジュンプディンの隣の、(といっても300キロ程度の距離があるのですが )セバンガウ国立公園へ行ってみよう、と思ったのです。

ちょっと前に野生のLeopard(ウンピョウ)の自動撮影に成功した。
というニュースをネットで見て知っていて どんなところだろう?と
思ったのです。
ネットでは他に詳しい情報も出てこないし、ちょっとだけ現地ツアーみたいなのは有ったりするのだけど、どんなとこか結局乗っていなく、
海外で販売しているボルネオのガイドブックにもほとんどなく
タンジュンプディンのガイドたちに聞いても 全くどんなところか知っている人がいなく、一月くらい前からどんなとこか調べてみて とガイドに言っておいたのでセバンガウの公園管理事務所に連絡してくれたのですが メールを送ると言ったきりなかなか連絡がない、というのです。
で、日にちも迫ったので 電話したらなんとか3ヶ所くらい見る場所があるよ、といった返事だったというので 4日間の予定で行くことにしました。
一人では不安なのでいつもの慣れたガイドたち2人を連れて行きました。

夜行バスで12時間800円くらいの道のりということです。
2年ほど前にガイドの身内がバス事故で4人も亡くなった道です、恐ろしくっていくら安くっても乗る気になりませんでした。
いつものクマイの町で願いしているタクシーで行くことにしました。3人乗って 15000円程度です。交替の運転手さんつきで途中止まりたいところでも止まってもらえるので タクシーにして良かったと思いました。

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夜2時に出発です。多分9時間くらいだろうといわれました。
このお店の前に止まってる車がタクシーです。私の車よりよほどいい車です。

ぼんやり明るくなった頃 周りが 気づくとたくさんの有名なOil palm plantationパームやし農園に変わっています。

null 20090902-2009.07.26_IMG_8115_matsunari.jpg 20090902-2009.07.26_IMG_8139_matsunari.jpg 20090902-2009.07.26_IMG_8144_matsunari.jpg

そうか、ここで作った油を私も日本で食べてるのかなぁ
これだけの油をとるためにこれだけの土地がを利用するのかと。

パームやし農園は有名なのでどこにでもあるだろうと思っていたので あまり驚くこともなく 『やっぱりたくさんあるなぁ』と思ったのですが
それよりも気になったのは 永遠に続く 何も利用されていないただ開拓された土地。

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この写真は多分まだ開拓されたばかりで 木が伐られ売り払われ 農園にするにはお金もかかるので 利用するのを待っている状態の土地と パームヤシを植えたばかりの土地です。

そして道路わきには 森が焼き払われたばかりの場所もたくさんありました。
こうして焼畑農業を安易にするから森林火災がおこるのになぁ と不安な気持ちに。

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こういう道路で 80-100キロくらいのスピードで突っ走ります。途中しばしば大きな穴ぼこが開いています。路肩とアスファルトの段差は大きいところで10センチ以上ありそうです。こんなところで何か 飛び出してきたら!とヒヤヒヤしっぱなしで 一度は猛スピードで踏み外し脱輪し なんとか道に戻ったと思ったら勢いあまって戻りすぎて対向車線の向こうの道の路肩まで脱輪し すぐには段差があり戻れず数十M走ってなんとか戻りました。
その間対向車が来なかったので 無事でしたが 来ていたら確実に全員この世にいなかったです。
交替要員の運転手のスピード出しすぎです、きっと彼は次回はないでしょう。
怖かった。

そうこうしているうちに 最初の目的地のNYARUMANTENGへ。
朝ごはん休憩の1時間を入れても 8時間半で到着しました。260キロ。


・・・でも 
一般的に ボルネオ=ジャングルって思うと思うのだけど
現実には ジャングルらしいジャングルは残りわずかで まるはだかな様な土地が続いている 
と聞いたら想像が出来るでしょうか??

悲しい現実です


・・・つづく・・・